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No.03 膨大なデータ保存、おトクで安全に!テープストレージ

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リケジョ リポーターの潜入取材 INNOVATION REPORT 膨大なデータ保存、この手があったか! おトクで安全、テープストレージでキマリでしょ!

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PROFILE [ リポーター紹介 ]

  • 写真:渡辺 悠子

    渡辺 悠子[ YUKO WATANABE ]

    プロフィール

TECHNOLOGY [ 技術紹介 ]

高度情報化社会を支えるテープストレージと、その新しいソリューションについて、
イノベーションリポーター渡辺が、
ご担当者の今岡さん、伴さん、松本さんにお話を伺いました!

写真:記録メディア事業部 営業部 伴さん 記録メディア事業部 営業部 アーカイブビジネスグループ 松本さん R&D統括本部 記録メディア研究所 今岡さん

[テープストレージについて]渡辺 : あらゆる場所でデータが生まれ、蓄積される今
テープストレージが大きく注目されていると聞きました!
まずテープとはどういうものなのかお伺いしてもいいですか?

今岡 : はい。例えば普段、渡辺さんの日常でも、スマホで写真や動画を撮られると思います。そして、それが消えてしまわないように大切に保存するため、あるいは、スマホのデータ容量を空けるために別のメディアにデータを移したりしていますよね。

渡辺 : やってます!それに私は学生時代にロボット工学を専攻していたので、当時は研究データをPCからハードディスクに移したり、クラウドサービスに預けたりしてデータを保存していました。

今岡 : その“データ保存”のニーズが、個人だけでなく様々なビジネスや研究分野においても非常に高まっているんです。日常をとりまくあらゆるデータは、使い方次第で新しいビジネスや技術革新へとつながるからです。この大量のデータを、安心安全に長期間保存するのに最適なシステムがテープストレージなのです。今最も活躍の場を広げているテープストレージが、こちらの『LTO(Linear Tape-Open)』で、これが最新の第7世代のLTO7カートリッジです。

テープストレージの詳細はこちら

写真:第7世代のLTO7カートリッジ

テープストレージの全容がわかる限定映像はこちら。

渡辺 : これは…中身はどうなっているんですか?

今岡 : カートリッジの中に磁気テープが入っています。中身の磁気テープを取り出したものも用意してきました。 こちらの第7世代『LTO』のモデルでは、磁気テープの全長は960mで、容量は6TBです。この磁気テープの最大の特徴が、データを長期に渡って安全に保存できる信頼性です。ハードディスクの寿命は数年と言われているのに対して、『LTO』は30年以上の安定した保存が可能と言われています。
テープはこのまま保管できるので、保管コストが低いのも特徴です。
『LTO』の容量は数年ごとに 倍々に進化していて、技術的には将来1巻で220TB入る大容量化が可能です。

渡辺 : え!この同じパッケージの大きさで、どんどん容量が増えていくんですか!?

今岡 : そうなんです。少し専門的な話になりますが、磁気テープには非常に小さい磁石の『磁性体』が敷き詰められていて、この磁性体を磁化させて信号を記録します。大容量のテープを作るためには、記録を担う磁性体のサイズを小さくして、面積当たりの容量を増やしていく技術が重要です。

渡辺 : テープの表面に、記録用の小さい粒子をよりたくさん敷きつめるということですか?

今岡 : その通りです。富士フイルムは『バリウムフェライト(BaFe)』という磁性体を開発し、微粒子化技術により、従来の磁性体と比較して非常に小さくすることができました。さらに、この微細なくっつきやすいBaFeの粒子を1つ1つに分散、それを薄く均一に塗布する難しい技術にチャレンジし、克服しました。

渡辺 : 薄く均一に塗布する技術…?

今岡 : 例えると、1リットルの水を、サッカコート4面の広さに均一に塗るような技術です。

渡辺 : なるほど!水の粒子ひとつずつを敷いていくような感じですね!

今岡 : まさにそうですね^^

イメージ図:バリウムフェライト

今岡 : 富士フイルムはもともと写真フィルムの会社です。写真フィルムの開発の中で、先ほどお話しした『微粒子化』、『薄層塗布』などの優れた技術につながる人材と環境が整っていました。それをベースに『LTO』の技術は生まれ、進化しつづけています。

渡辺 : 新しい技術が生まれ、育つ環境が整っていたということなんですね! 富士フイルムの『LTO』の技術が最先端を行っている秘密はそこですね^^

今岡 : ありがとうございます^^

富士フイルムのコア技術について

渡辺 : 『LTO』が、安全・安価に大容量のデータを保存できることがわかったのですが、これは、具体的にはどんなデータ保存に使われているのでしょうか?

: データは大きく2種類にわけて考えることができます。1つは毎日頻繁にアクセスする必要のあるデータ。それを『ホットデータ』と呼んでいます。
もう1つは、頻繁にアクセスはしないけれど、長期間保存する必要のあるデータ。それを『コールドデータ』と呼びますが、LTOはこの『コールドデータ』を中心に使われています。

例えば、映像放送業界では、報道映像や、フィルム映画を4Kのデジタルデータに変換・保存。セキュリティ業界では顔認証など防犯対策のために監視カメラの映像を保存したり、研究分野では、ゲノム分析や、宇宙観測、気象衛星のデータもテープに保存されています。
また、今、全てのデータを保存しその蓄積したデータを分析・活用することによって、世界をより便利にしていこうという意識が非常に高まっています。

震災の記録映像やSNS、通信データを解析して将来の災害対策のヒントを得たり、あるいは車の自動運転技術の開発や、AIの学習のために膨大なデータを保存しています。
大容量のデータを、安全に、安価に長期保存できるという面において、『LTO』の活躍の場は広がっています。

イメージ図:ホットデータ/コールドデータ

渡辺 : わぁ、本当に『LTO』の活躍は、ありとあらゆる分野にわたるんですね!
…ところで、ある企業がこの『LTO』を使いたいと思った時、どうすればいいんでしょう?普通のパソコンとかの使い方とは違って、専門的な人が特別に操作するのでしょうか?

松本 : いえ、実はだれでもカンタンに使うことができるようになっています。今回、私たち記録メディア事業部は『LTO』という“モノ”の開発・展開にとどまらず、より多くの方のニーズにお応えするために“サービス”にも踏み込み、新しいソリューションを開発しました。それがこのあと紹介させていただく『ディターニティ オンサイト アーカイブ』です。デモ用の実機がありますので、一緒に見に行きましょう。

渡辺 : はい、お願いします!

VISION [ 将来展望・導入事例 ]

ディターニティ オンサイト アーカイブの
導入例と今後について

渡辺 : これが『ディターニティ』ですね!

松本 : はい。『LTO』のテープの読み書きを行うテープライブラリーと、そこにつながるサーバとで構成されています。データは一度サーバに保存されるのですが、例えば1年アクセスしなかったデータを自動的にテープライブラリーに送り込む設定などができるソフトウェアが組み込まれています。

渡辺 : さきほどお話しいただいた『コールドデータ』を、自動的に『LTO』に保存してくれるってことですね!便利!
『ディターニティ』の操作はカンタンだとおっしゃっていたのですが、実際にPC上でデータを使うときはどうやるんですか?

松本 : この製品にはLTFS(リニアテープファイルシステム)という名前の技術が使われていて、普段、皆さんが利用される外付けハードディスクなどと同じような操作感を実現しています。サムネイルをみると、今それがハードディスクにあるのか、『LTO』の中にあるのかもわかるようになっています。

ディターニティ オンサイト アーカイブについて

テープストレージの全容がわかる限定映像はこちら。

写真:『ディターニティ』

写真:『ディターニティ』

写真:『ディターニティ』の操作説明風景

渡辺 : わぁ、ほんとにパソコンをマウスでクリックするのと同じですね! 私も普通に使えちゃいますね。『ディターニティ』は今、どういった場所で使われているのかわかりやすい導入事例などを教えていただけますか?

松本 : 例えば、病院での導入事例がとてもわかりやすいと思います。

渡辺 : 病院!そんな身近なところにも!

松本 : 富士フイルムは、昔から医療分野の皆さまとの関係も深かったのですが、実は大容量データ保存のニーズはすごく高まってきています。
最近ですと、患者さまの手術の模様を動画で保存するケースがすごく多くなっています。非常にデータ量が多く、法的にも学術的にも重要かつ、個人情報としての適切な管理が必要な重要データとなります。『ディターニティ』を導入することで長期にわたり院内でデータ保存が可能になり、外部にデータを出さない高度なセキュリティ性があるだけでなく、ハードディスクと比較して大幅に設備、電力コストを抑えることもできます。実は省エネ大賞も受賞しているんですよ^^

渡辺 : 医療以外ですと、他にはどのような業界への導入が進んでいくのでしょうか?

松本 : そうですね、今特に注目していただいているのは、自動運転技術やAI、膨大な設計やパーツのデータを扱う自動車業界。
そして、高解像度化や、顔認証システムの導入など、監視カメラの動画データを扱うセキュリティ業界ですね。

イメージ図:Medical

イメージ図:Drive

イメージ図:Airport

渡辺 : これからの未来、ビッグデータとかAIとかロボット開発とか蓄積したデータから新しい価値を生み出してく、さまざまな業界で注目されそうですね!

松本 : ありがとうございます。私たち富士フイルムグループは写真からはじまり、様々な業界の皆さまとつながりがありますので、データを長期に安心して保存できる新しいソリューションとして、この『ディターニティ』で多くの方のお役にたっていけたらとても嬉しいです。

渡辺 : 本日はありがとうございました!

インタビューを終えて

渡辺 悠子

今回も富士フイルムさんの持つ高い技術をたくさん知ることができて、未来への期待と関心がさらに高まりました。
また技術の最前線で働く女性とお話しすることで、自分の開発している技術に対して母性に似た愛着を持っていらっしゃることがよくわかり、リケジョの私にとって、とても楽しい場でした。ありがとうございました!!

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渡辺 悠子[YUKO WATANABE] Age22 理系専門分野:ロボット工学

趣味はアニメ、マンガ、映画、DVD鑑賞、聖地めぐり、カラオケで、スポーツはバレー、テニス、バスケ、長距離走を経験してきました!かなり広く浅く、スポーツ系も文化系もかじっています。「理系・工学系で学んできたことが、リポーターとして活かせることになってとても嬉しいです!精一杯がんばります」

写真:渡辺 悠子[YUKO WATANABE]

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